足場板フロア。

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こんばんは。

いきなりですが事務所の床には足場板のフローリングを敷いています。足場板といってもあまり馴染みはないと思いますが、こちらは実際に工事現場で使用されていた作業用の杉板材です。もちろん現場で使用されたものですので、欠けや塗料の汚れがあるのはアタリマエ。幅も新品のフロアのように均一とはいかないので選んで貼っていかないと思わぬ所にかなりのスキ間がでてしまうので注意が必要です。クセのある材料ですがこの使い込まれた感とざっくりとした荒っぽい感じに惚れて採用してしまいました。あとは実際に貼ってみて、住宅でも使えるかどうか確認したかったというのもありますね。

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厚みは35㎜15㎜5㎜とありましたが、住宅の仕上げ同じ15㎜のものを選びました。今回はコンクリート床への施工だったため、根太で下地を組んでから…と思っていましたが、ガラスドアの高さ調整が出来なかったため断念。後々の復旧のことも考え、5.5㎜ベニヤを水平調整を兼ねて敷き、その上からエアタッカーで直貼りする工法にしました。フローリングの凹凸部分(さね)もないため、ビス止めする場合が多いようですが、目立たないようにするため4㎜×19㎜のステープルで止め付けます。浮いてきてしまうかな?という不安もあったのですが、今の所ボンドの接着力とステープルでしっかりと貼られています。

事務所の場合土足になるので多少の凹凸やすき間は気になりませんが、室内で素足での生活となるとどうだろう…個人的には好きな材料なので一般住宅でも工夫して使ってみたいですね!

…案の定施工中の写真はございません。

ベニヤ貼りの作業に何気に一苦労、腕がプルプルしてしまいました。その後はひたすら男2人でひたすら流れ作業…寸法とってカットする係&ボンドつけて打つ係。たまに交換して切るそして打つ。この作業は丸一日かかりましたね。いや〜腰が痛かった。住宅ではこの何倍もの面積のフロアを貼ってる大工さんって…やっぱりスゴいですね。

床を貼ったあとはいよいよ家具。といっても簡易的なものですが、本棚とデスクのベースとなる部分を鉄工所さんで加工してもらい、それを家具屋さんに持ち込んでひたすら塗装&天板と棚板カット。忙しいのを承知で場所借りちゃいました。

そして仕上がりがコチラ…

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暑い中一緒に塗装&床貼り作業してくれたSクン…

工具&作業場貸してくれたダグラスファーの鈴木さん…

家具のフレーム組んでくれた石森製作所の石森社長&工場長&サトルさん…

アイス差し入れてくれた佐藤さん…

ありがとうございます!

広い事務所ではないですが、好きな質感の仕上げに囲まれて…何より自分たちで作業して完成させたってのが何よりも心地いいですね。

仕上げにガラスドアにスモークフィルムと社名ロゴを入れて完成。トゥーポイントの高橋社長、ありがとうございます!同じくTRUNKにご入居のようで…今後とも宜しくお願いします。 

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